レンタル彼氏を使ってみました(仮)

〜お料理純情ボーイ〜





部屋で大学の課題に取り組んでいたら、お腹が空いたので、キッチンの方に来たら彼が何やらやっていた。



「何してんの?」


「昼飯」


「作ってくれるんだぁ」


「別にお前の分じゃねぇからな!」



はいはいはい。


分かってますよ~




とか言いながらちゃっかり、私の分まで作ってくれた。



「うわ~すごい」



野菜をふんだんに使った、色鮮やかなクリームパスタ。


盛り付けも凝っていてすごく綺麗。



「おいしそうっいっただっきま~す」


「何?」



食べているとずっと私を見ている彼がいた。



「いや、なんでも……心して食えよ!」



そっぽ向いちゃった。



変なの……



< 19 / 42 >

この作品をシェア

pagetop