偉大なる魔法使いと呼ばれたヴァシュロークが、彼の魔法の力と知識の全てをかけて造り上げた魔法石フィズ。
そのフィズを宿す事になったセレは430年もの寿命を持つことになってしまう。
本来なら心を持たせるべきでないセレに
ヴァシュロークは心を与えた。
…心が無ければ哀しみも感じないが
幸せも感じない…
ヴァシュロークはセレに
幸せになって欲しかった…
しかし、彼はセレの目覚めを待たず
この世を去ってしまった。
心を持ったセレが何を感じながら
生きていくのか…?
強大な力を持つフィズを守りながら
430年もの年月をどう生きるのか…?
そして
ヴァシュロークの望み通りに
幸せを掴む事ができるのか?
…とにかく基本はハッピーエンドです。
決して後味の悪い作品にはしないので
安心して読んで下さいm(_ _)m
- あらすじ
ロストークと言う国の第一王子として生を受けたセレだが、心臓が弱く王位継承は無理と思われた。
そこで、弟を王位継承者にする為にセレは死者とされ、深い森の中の離宮でひっそりと暮らしていた。
しかし、フィズと言う魔法石を宿す事になり、旅に出る。
…旅で出会う様々なこと、色々な人々が彼を成長させて行きます。