解けない恋の魔法
「緋雪の相手が本当に部長だったら、諦めなきゃいけないんだろうなぁって思ってたんだけど。違うみたいだから、今度積極的に食事にでも誘ってみようかな?」
少し冗談めかしながらも、恥ずかしそうにする麗子さんがとてもかわいく見えた。
麗子さんと袴田部長かぁ。
今まで想像したことはなかったけど、とてもお似合いだと思う。
「麗子さん、頑張ってください!」
「ありがと。部長が振り向いてくれるかはわからないけどね。でもこの気持ちを、今は大事にしたいの」
本当に恋心っていうのは、突然やってくるんだ。
しかもハリケーンのごとく、すごい勢いで心の中をかき乱していく。
厄介だと思いつつ、それは甘い媚薬のように心を侵食していて……
気がついたら、その熱に浮かされている。
――― 私も同じだからわかる。
少し冗談めかしながらも、恥ずかしそうにする麗子さんがとてもかわいく見えた。
麗子さんと袴田部長かぁ。
今まで想像したことはなかったけど、とてもお似合いだと思う。
「麗子さん、頑張ってください!」
「ありがと。部長が振り向いてくれるかはわからないけどね。でもこの気持ちを、今は大事にしたいの」
本当に恋心っていうのは、突然やってくるんだ。
しかもハリケーンのごとく、すごい勢いで心の中をかき乱していく。
厄介だと思いつつ、それは甘い媚薬のように心を侵食していて……
気がついたら、その熱に浮かされている。
――― 私も同じだからわかる。