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「あ~あ。主任取られちゃいましたね。原田さんに」


密談に歩いて行った2人を見ながら遠藤が言った。


「意味ありげに言わないでよね。
で、あんたは行かないの?」


「俺、彼女一筋なんで」


「そうですかっ。振られて泣く日が来ない事を祈るわっ」


アハハと笑う遠藤。


「私こっちだから。今日は誘ってくれて有難うね。お疲れ~」


マンションの方向に歩きだし遠藤に手を振る。


「お疲れ様です。青木主任も言ってましたけど気をつけて帰ってくださいね」


わざと青木を主張してくる遠藤の声が後ろで聞こえた。








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