Innocent Smile~ずっと一緒に~

「また、俺と飲みにでも行こう。
佐那子の愚痴なら、いくらでも聞いてやるから。」


尊敬するよ、聖二を。

仕事もデキて、周りにも気を使えるなんて、
なかなかい出来そうで出来ることじゃない。


二人でエレベーターに乗り込んだ。
私も聖二も降りるのは同じ階。


「じゃあね。」

エレベーターを降りて、そのまま聖二とはそこで別れた。



自分のデスクに一旦荷物を置いてから、
朝のコーヒーを飲みに休憩コーナーへ立ち寄る。


コーヒーサーバーから注がれるコーヒーの香りが、
毎日私の仕事モードをオンにしてくれるんだ。


「おはよ、佐那子。」


椅子に座っている私の背中側から覆いかぶさるように抱きついてきて、耳に軽くキスをされた。


もちろん、こんなことをしてくるのは、

……恭哉だ。


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