・約束・2
「うん。私が本社を離れていた間に入社した子で、
あんまり面識なかったんだけどね。部長から後輩を育てろ・・・って
指示されて、今回初めて組んだのよ」




「・・・そうなんだ」


「うん。で、村上君ったら全く仕事やる気なくてね。
どうなる事かと思ってたんだけど、今回すごく助けられたの。
やればデキる子だったのよ。見直しちゃった」




「・・・ふーん・・・」


「ちょっと強引な所は部長に似てて、自分に正直な所は雅也に似てるの。
村上君ね、雅也に憧れてるんだって。結婚相手が私って分かった時は
凄い言われようだったのよ~」



「・・・へえ・・・」


雅也の口数が、だんだん少なくなってきた事に私は気づかずに、
村上君の話を続けていた。




「その村上君?と、随分仲良くなったんだね」


「ん~~~それはどうなんだろう・・・」



「彼の話してる時の春夏、楽しそうだよ?」


「え? そんなコトないよ」



「・・・自分で気づいてないの?」
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