・約束・2
「・・・明日、スタイリストさんやメイクさんに相談して
隠せる衣装に変更してもらうよ」


「大丈夫・・・?」


「大丈夫。 妻につけられましたって言うから」


「ヤダ・・・恥ずかしい・・・やめてよぉ」


「ホントの事じゃん」

手首をヒラヒラ目の前で揺らす。

「うーん・・・じゃあ、お詫びに一緒に風呂入って」


「・・・雅也・・・誘導したわね?」


「あっ・・・バレた?」


「もぉ!ホントに、どうしようって思ったのに」


「大丈夫だよ。これくらいファンデーション塗ってもらえば隠れるから」



『ホラッ』と手を差し伸べる雅也の手を取ると、
バスルームへ連れて行かれた。



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