激甘警報発令中!恋人たちの甘い ラブ・ジュレ
俺の携帯が点滅した。

見ると淫らなフレーズが綴ってあった。

俺は声を落として言った。

「仕事中だぞ。」

彼女はチェアごと振り返った。

驚きとともに最高に魅力的な笑みを俺に向けた。

俺は自分の携帯を掲げながらその場を離れた。

『香港の夜はどうだった?』

『いつもより濃くて今も冷めないの。思い出すだけで震えちゃうわ。忘れられない夜だもの。』

俺は今夜辺りそれを確認しようと思いながら18階の自分の執務室に戻った。

~『料理下手だけどサクセスラブをこの手に』より~

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