カラダだけの関係~冷血上司の惑わしの束縛~
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俺が新商品開発の仕事で忙しく、つれなくしている間に彼女は婚活パーティに出席し、結婚相手を見つけていた。


彼女との交際歴は5年・・・

何れはプロポーズしようとエンゲージリングを用意ししていた矢先の裏切りだった。


「貴方は自分本位でしか物事を考えていない…」


「・・・」


必死に結婚をアピールしていた彼女を無視し続けたのは俺自身だ。


今は結婚が出来る時期ではなかった。

それは俺の都合で、もっと彼女と二人の将来について話し合うべきだった。
仕事は器用にこなしても、恋愛に関しては何処か不器用な俺。



他の男と結婚すると別れを切り出した彼女に何も言えず、唯見送るだけの別れだった。


5年も交際したのに、オトコとオンナの別れは簡単だ。
彼女は永遠の愛を得て、俺は彼女に未練を残した。

――――恋愛はしばらく懲り懲りだと思った。


恋愛にはパワーが必要。今の俺は仕事だけで手が一杯、仕事と恋愛の両立は難しい。


宵闇にそのまま身を任せて眠れたらいいのだが。なかなか眠れず、夜の孤独を噛み締める毎日。

恋愛は懲り懲りだと思っても、人肌は恋しいのだ。

都合良く、淋しさだけを埋めてくれる女性なんてこの世には居ないのに。










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