カモフラージュ~幼なじみ上司の不測の恋情~
「…なんだ…遊佐と一緒に来るかと思ったけど、一人なのか?」


私と朝美が二人でいると、クラスのムードメーカーだった青山君がやって来た。


青山君…背が伸びただけで、トレードマークの黒縁眼鏡は変わってなかった。


「一人よ。それがどうかした?」


「どうかって…遊佐とは幼なじみだろ?」


「そうだけど…」


青山君には逸希から『幼なじみ』を解消されたとは説明していなかった。



「逸希君と莉那は卒業してから連絡取り合ってないのよ。青山君」


「何、喧嘩したのか??」



「別に…逸希のコトはいいじゃない。青山君」


「莉那…あっちで悠子たちが待ってるから行きましょう」


「うん」

私は朝美に促され、他のクラスメイト達の元に行った。


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