カモフラージュ~幼なじみ上司の不測の恋情~
顧客の満足度を軸に『売れる仕組み』を思案するのがマーケティング。


市場は成熟し、製品、サービスの機能面で差別化が難しくなるにつれて、マーケティングの重要性が増していく。



特に顧客の認知度をどうやってコントロールしていくかがマーケティング戦略の優劣を決める。



顧客とのあらゆる接点において、顧客の認知度をコントロールする重要性も高められ、心理学まで要する時代が来ていた。


プランナーの仕事の必要性は企業の既得損益には不可欠だった。



沢木部長の紹介で、逸希は一歩前に出て自己紹介を始めた。



私は逸希の背中を見守るように見つめる。肩幅もガッチリとして広く逞しい背中。


私の心臓がドキッと高鳴る。


私もあの夜だけでは満たされなかった・・・


こうして、オフィスで二度目の再会を果たすなんて、何か運命的なモノを感じた。



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