きみの声を聞かせて



試合は結局、ちょっと相手が悪くて強い学校に当たって負けてしまったけど



守備に固まらずに、シュートを決めても、決め返して行こうという姿勢で臨めたから



悔しい気持ちは残ったけど、それでもみんなでバスケができて楽しかった。



一年生大会。



それは入学して半年間のバスケへの努力とチームメイトとの友情が試される一生に一度の試合であり



高校初のデビュー戦。



逃げても事は終わらないことを分かっていながらも、昔の自分は逃げることしかできなかったけど



今のわたしは初めて立ち向かうことできて



最後まで弱気にならずに試合をできた印象的で大切な日ーー。



< 223 / 308 >

この作品をシェア

pagetop