奥様のお仕事
リビングに出てきて 私は何をしたらいいのか
オロオロしてきた。


インターフォンが鳴った。
こんな朝早く誰だ・・・・・・。


「佐伯さんだから 出て
今 行くから 待ってもらって」


慌ててインターフォンに出る。


「はい」


「おはようございます 佐伯です」

朝から清々しい元気な声だ。

「おはようございます 今 行くので
お待ちください」


「わかりました
ゆっくりいってらっしゃいしていいですよ
あはは」

笑いながらインターフォンが切れた。


「マリン 気分が悪いとか朝が早いとか
来客に対してもいつも明るく感じよく対応して」


いちいちうるさい
思わず舌打ちしそうになる。


「くだらない言い合いをしてたから 時間が遅れてる」


そんなこと言うなら
こんな嘘をつかなきゃいいのよ

「明日からいらないと言わない限り
弁当持参するから
寝坊なんかされたら 困るぞ」


「今日も寝坊しなかったら 作るつもりでした」


「でも作れなかった」


「はい」


「言い訳するな」
ピシッと言われて さすがの私も泣きそうになってきた。


カバンとコートを持つと 無言で私の前を通り過ぎた。
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