鳥籠の姫
 


そして私は無意識に呟いていた。




 「・・・・・・貴女は…、貴女は私とは違うのね…

        羨ましいな……。

 私にも、そんな翼があったらいいのに・・・・」





―――と、その声音は無意識な寂しさ、切なさを含んでいた。





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