彼に殺されたあたしの体
自分が事件の主役となり、顔写真を乗せられている光景を思い浮かべると少しだけ愉快な気分になった。


そのニュースをこの目で見て見たいと感じる。


でも、それはもうあたしにはできないことだった。


せめて可愛い顔写真が使われますようにと、願うだけだ。


そしてあたしはまた、今日の出来事に思考をめぐらせるのだった。
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