妹と彼氏が××してました。
なんだなんだなんだ。

おい、喧嘩売ってんのか売ってるんだなよし買った。

すごい勢いでどんどん二人に近づいていく私。そんな私に気づかないで談笑をしている二人。さっきさよならしたんじゃないのかな?もしかして見せつけてるんですか?ちくしょう。

あまりにどすどすと地面をけってあるいていたおかげか、

「あれ?お姉ちゃん?」

妹が不思議そうな顔で私の方を見ている、あのう首元のキスマーク隠せてないですよ。これは見せつけてるのかな?それとももしかして妹は無理矢理…そこまで考えてやめた。

私はどちらも責めたくない。二人は仕方ないの『選ばれた人』なんだから。少しの間違いこの人たちには許されるの。

「ああ、お帰り」

続いて気づいたのは彼氏。シャワーを浴びたせいか、ただでさえあふれる色気が限界突破してる。

「ただいま」

いつも以上にない頭を使ったせいか、頭がずきずき痛む。

「お姉ちゃん?大丈夫?疲れてる?ねえ、幸也(ゆきや)さん」

「だいじょ…ぶ。」

あれ?喧嘩、買ったはずなのに。

二人の前でイイ子の皮をかぶっている自分がいる。

「おい、大丈夫か?」


ダメだ、やっぱり私が変わらなきゃ。いくら、浮気をされても。初恋だもの、本当に好きだから。

「私、部屋に行く。」

「お姉ちゃん、ゆっくり休んでね」

自分が変わるしか無いんだ。絶対絶対、ビッチになってやる。
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