もう、誰も好きにならない。









今日も準備室でひとり、お弁当を食す。







窓の外の景色をボーと見ながら、淡々と自分の口に箸を運んでいると













----------------ガラ。







準備室の扉が開く音がした。







アレ。 今日は早いな、二宮くん。







そう思って扉の方に目を向けると







「二宮かと思った??」







そこにいたのは、川田くんだった。
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