俺様副社長に捕まりました。
2章 家政婦になります

秘書から家政婦へ

退職後の1週間はとにかく好きなことをした。
自分へのご褒美と自分を元気づけるためと都合のいい理由を付けて
服をかったり、ずっと欲しかったお掃除ロボットを買ったり
前から読みたかったコミックの大人買いをしたり
思いっきり寝たり、ドライブしたり
とにかく自由な1週間を過ごした。
だが・・・・1週間でそれもやり尽くした。
このままずるずるした生活を送っていてもろくなことないと思った私は
そろそろ次の仕事を探そうと重い腰を上げた。

・・といってもどんな仕事がいいのか何も考えておらず
とりあえずテーブルにの上に置いてあった新聞を広げ
求人欄を探した。
別にここで探して決めようとは思ってない。あくまで参考だ
そう思いながらざっと目を通した。
だけどこれという求人は載っておらず、ネットで職探しか求人雑誌を
見たほうが早いのでは・・・そう思い
新聞を閉じようとした。だがちょうど新聞を持つ左手親指付近に
気になる職業を見つけた。

『家政婦募集』

家政婦ってよそ様のお宅で家事全般の代行をするってことだよね。
私の中のではお金持ちのお宅で働くお手伝さんというイメージがあるが
今はご年配、ご病人の方の付き添いや介護やお子さんのお世話みたいなこともやるらしい。
実はこう見えて栄養士の資格をもっている。
元々料理を作ることが好きで取った資格だが実際は裕人の胃袋をつかむ程度でしか
役に立ってなかった。でもそれももう過去の事
宝の持ち腐れかな~と思っていたが、家政婦ならこの資格が役立つかもしれない。
それに掃除も好きだし・・・
直感だが家政婦って仕事、案外私に向いているかもしれない。
どうしようとか考えてるとなかなか行動に移すことができずまただらだらと
無駄に時間がすぎていいチャンスを無くしてしまうことがあるだから
これって思ったときすぐ行動が私のモットーだった。
だから私はこの直感を信じ膳は急げとすぐに電話をした。
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