秘めた想いが溢れ出して

「もういい加減いーんじゃねぇの？」
「え？」
「そろそろ俺も限界だし？この辺で関係を変えてみる、つーのも」

どう？って聞いてくる真吾に、迷うことなんてないから。





「約束してくれる？一生、って」
「はあ？そんなの、約束にもなんねぇけどな。お前こそ約束しろよ？」
「簡単すぎて約束になんないけどね」

お互いにそう言って笑うと、真吾に腰をグッと引き寄せられた。





触れた唇の熱、真吾の舌の熱さ、射抜くような双眸に隠された情欲の全てを。
きっと一生忘れないと、心の奥にそっとしまった。