夫婦の定義──君が僕のすべて──
隣の個室からは、相変わらず大きな話し声が聞こえている。



『まぁ、でも、思ってたよりイイ体してた。』

『どんな?』

『肌白くてスベスベで、華奢なわりに胸はけっこうあったし、柔らかかった。今考えると惜しいよなぁ。勉強とか教えてもらってないでもっと早くやっちゃえば良かった。』

『勉強とかウケる!!』

『数学苦手だって言ったら、得意だから教えてあげようかーって。どうせなら別の事、教えて欲しかったなー。大人のオンナとか。いつも旦那とどんなふうにやってんのかとか。』

『旦那って前に週刊誌で…。』

『ユウだろ。週刊誌で、いろいろスゴイって書いてあったじゃん。そのユウが選んだ女なんだから相当イイんだろうなーって思ったんだけどな。めちゃくちゃ抵抗されてさぁ。旦那と散々やりまくってるくせに、結局やらせてくんねぇの。処女じゃあるましいし、もったいぶんなっての。』




(まさか…ホントに?!)

ユウは信じられない思いで隣の会話を耳にしていた。

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