君がいるだけで
帰りの車の中では、次の土曜日何時から走るかとか・・・
どのコースにするか?とか・・

何の料理を作ろうか!?とか好きな食べ物・嫌いな食べ物
の話で盛り上がった!


アパートまで送ると・・・ふと

「あの〜、これからも毎回車で行ってくれるんですか?」と
聞かれた

「何で!?」

「だって!ヒデ先輩いつも飲めないし・・・ガソリン代・・・」


『///////!』


今までガソリン代のこと心配してくれる女なんていなかった!
乗っけてくれるのが当たり前ぐらいの女ばっかりだった!
かなり驚いた!まさかそんな心配してくれるなんて・・・


「えっ!あっ!飲めないのは別にいいよ!高橋んとこだと、電車で行くには
不便じゃないっ!電車違うしさ!それと・・・・ガソリン代なんていいよ!」

「え!でも!」

「じゃ!お礼に俺の好物作ってくれればいいからさっ!」


『まさか!お弁当作って欲しいなんて図々しいこと言えないし・・・
来週からの高橋んちごはん会に便乗して言ってみた!』


「じゃ!頑張ります」なんて・・・自信なさそうに言うゆみちゃんが
可愛すぎるんですけど!

もうこのままどこかに連れて行ってしまいたい〜!なんてまたまた
イヤらしいことを考えそうに・・・なってしまう自分を何とか抑えつつ


「じゃ!また明日ね!」


とクールにさわやか(!?)に言って別れた
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