大嫌いな社長に復讐を~子持ち家政婦の恋の行方は!?~修正済み。
「……。」
何と言う言葉を残して寝るのよ?
我が娘は…。
私がアイツを好きになる?
有りえない。
大体そうなれる訳がないわ。
アイツは、復讐するための男。
敵なのよ?
私の好きなのは、あなたのパパなのに。
あんな奴……大嫌いなんだから
美桜を優しく撫でながら横になった。
仲良くアニメを観ている姿を思い浮かべる。
そういえば…貴史とは、
あまりそういうことをしてくれなかったわ。
色々と忙しい人だったし…。
「美桜…」
ギュッと美桜を抱き締める。
大丈夫よ…あなたは、私が大切に守るから
寂しい思いなんてさせない。
そう思いながら静かに目を閉じた。
ほんのり涙を浮かべながら…。
翌日
目を覚ますと毛布がかけられていた。
あれ?
あぁそうか寝てしまったのね。
あら、でも何で毛布が…?
そのまま寝ちゃったはずなのに。
まさか、アイツがかけてくれたのかしら?
いや、そんなはずが無いわよね。でも……。