身長差43センチのふたり。
あまあまな毎日



――次の日の昼休み。


「華ちゃん。」


お弁当を持った私は、華ちゃんの席にやってきた。


「ご飯一緒に食べよ?」

『ごっめーん、雛乃!』

「?」


バツが悪そうに顔の前で手を合わせて私に謝る華ちゃんに、私は首を傾げた。


『今日は宏太と食べるんだ!』

「え?……あ、そうなんだ…。」


ニコニコで机の上に散らばったペンを筆箱に入れていく華ちゃんはなんだか嬉しそう。

昨日、久松くんと一緒に帰って何か進展があったんだろうか。

友達の恋が上手くいっているのは嬉しいけど、ちょっと寂しいとも思った。


『雛乃は高遠と一緒に食べたら?』

「えっ?」


じゃぁ、今日は誰と一緒にご飯を食べよう?と考えていると、華ちゃんの明るい声が聞こえて視線を上げる。

高遠くん…と?



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