イジワルな君に恋しました。






大希くんを見ると、付き合ってたことを思い出す。



いつも笑顔で優しかった大希くんを。


今とは似ても似つかないけど、どこかであの優しさを信じていたい。





もう好きとか未練たらしいことは思わない。




そう決めたはずなのに、どうして胸がざわつくの?



心がこんなに乱れるの?






あんなにヒドイ言葉をたくさん浴びせてきて、急に助けたりするのはズルイ。




好きじゃない。


好きじゃないのに……。





このドキドキは付き合ってた頃を思い出させるんだ。







< 54 / 370 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop