彼と私の事情
ガチャッ。

玄関のカギが開いて玄関が開く音。

主が帰ってきた音に慌てて涙を拭いて横になる。

コンコンとノックしてドアが開く。

「起きて…ないか。」

しまった。起きるタイミングを失った。

私の側まできてどうやら顔を確認してる様子。

「泣いたのか。起きてんだろ。」

声と同時にわき腹をおもいっきりくすぐられる。


「ちょ…やめ…あははは!」

私、わき腹だめなんです。
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