ずっと隣で・・・
電話を切ると私は背伸びをして立ち上がり冷蔵庫から
発泡酒を取り出し、その場で開けて冷蔵庫にもたれながら
一気に飲む

「・・・ぷはーーっ・・うまい」
だけど飲んだ後になぜか溜息が出た。
「と・も・だ・ち・・・だもん」
自分でそう言った言葉なのに
なんで私は弦にそれ以上の言葉を期待していたのだろの?

『それ以外に何か?』って言葉に
少なからずショックを受けてしまっていた。

「都合よすぎ・・・・私って最低」
そう呟くと残りの発泡酒を一気に飲み
ごみ箱に投げ入れた。


金曜日
「はい・・・ではよろしくお願いいたします。・・失礼いたします。」
取引先からの電話が終わり。
課長から頼まれていた資料を取りに行こうとした時だった。

美鈴が物凄い早歩きで歩いてきた。
そして私の腕を掴むと
引きずられるように給湯室へ

「ちょ・・ちょっと美鈴!どうしたの?いきなり」
「来たのよ!」
美鈴の言ってる事がわからず首をかしげる
「来たって?」
「篠原君が!」

「え?」
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