幼なじみの溺愛が危険すぎる。
ポタポタとこぼれ落ちた涙に玲音の字がにじんだ。



でも、もうこの関係は終わらせなきゃいけないんだ…



私達はただの幼なじみから、ただのクラスメートにならなきゃいけないんだ。



長かったお母さんごっこはもうおしまい。



フツーの高校生同士に戻るときがきたんだ…





翌朝早くに大きなトラックがやってきて、玲音の家の荷物を運んでいった。



顔を合わせることのないまま、玲音は去って行った。






可愛い幼なじみとは


これで本当にサヨナラだ…………………





< 238 / 427 >

この作品をシェア

pagetop