大嫌いな社長に復讐を…。~意地悪社長VS子持ち家政婦の恋の行方は!?~②巻。
「それなら安心しました」
ホッと胸を撫で下ろす。
しかし、どうしてなのかしら?
私の時だけ甘えん坊になるのに…?
「美桜…いちゅもいー子よ?」
「アハハッ…そうだね。美桜ちゃんは、いい子だもんね」
笑いながら頭を撫でてくれる鈴原先生。
鈴原先生は、本当に子供好きよね。
美桜も懐いてるし…。
「そう言えば、チラシの方見て頂けましたか?」
「はい。
バザーに手作りの服を出品してみようと思いまして…売れるか分かりませんが」
恥ずかしながら伝える。
そうしたら
「それは、いい考えですよ!
一条院さんの手作りは、俺も常に優れていたので感心してたんですよ。皆さん喜んでくれると思います」
熱心に言ってくれる。
「そんな…ありがとうございます」
鈴原先生に褒められ嬉しくなる。
そうしたら
「おやおや。何いい雰囲気になってるねん」
すみれにツッコまれる。
「いい雰囲気って何よ…すみれ」