恋の味。



「で、今日は何てかいてあったの?」

 

私がそう聞くと
優哉はニコニコしてこういった。



「〝今日 一緒に帰ろう〟だって!」

「そ、そうなんだ。…よかったじゃん!」

 

私は無理に笑った。
 




〝やっぱりキミの隣で
  キミの恋を見守るのはツライ〟





「おう。
今からオレ花音に返事してくる!」


「ぅ…うん。
いってらしゃーい……。」

 

優哉はそう言うと
走って花音のクラスまでいった。



「…席、戻ろうかな……」


『もう こんな役ヤダよ…』

 


私は自分の席でそうつぶやいた―――





< 16 / 29 >

この作品をシェア

pagetop