容姿端麗、頭脳明晰
スポーツ万能、スタイル抜群
完璧すぎるスペックに
極めつけは誰もが見惚れる
甘〜いスマイル
「みんな、おはよう」
爽やかイケメンプリンスの素顔は
「なんで騙されないわけ?」
とんでもなく悪魔なプリンス
そんなとてつもない秘密を
握ってしまった、あたし
**・ ・ ┈┈┈┈┈┈┈ ・ ・**
「あんたの素顔、みんなにバラすから!」
強がりだけど 純粋
親友への愛こじらせ気味
《日吉 つかさ》
×
「やれるもんならやってみれば?
おまえと俺、
まわりはどっちを信じるだろうな」
プリンスの仮面を被った悪魔
《高嶺 悠月》
**・ ・ ┈┈┈┈┈┈┈ ・ ・**
「この女たらし! どエス!」
「随分と生意気な口だな。
いい加減にしないと、また塞ぐよ?」
意地悪で大嫌い
な、はずなのに
「俺のことしか考えられなくしてやるよ」
「見ててやるから、おまえのこと」
「一口味見させろよ、つかさ」
時々覗かせる甘い顔に
あたしの心臓は なぜか高鳴る
──ねぇ、なんであんたは
仮面なんて被って、自分を偽ってるの?
あんたの本当の気持ち
あたしにくらい教えてよ
◇
°
◇
よそ見なんてしてんじゃねぇよ
お前がいる場所は
俺の隣以外、禁止
Start ▷▷2016.10.06
End ▷▷2018.01.20
*
2018.09.25
野いちご文庫より書籍化が決まりました*.+゚
読者のみなさまのおかげです
本当に有難うございます!
*
目次
- Chapter▷▷1
- 「高嶺って書いてタカミネくん」
- 「なんで騙されないわけ?」
- 「気づいてないとでも思ったのかよ」
- 「見ててやってくれないかな」
- Chapter▷▷2
- 「あたし、引かないから」
- 「俺が消えたら、嫌なの?」
- 「隠してるんだろうけど、バレバレ」
- 「君、もしかして男が苦手?」
- 「あんまりこいつに近づかないでもらえますか」
- 「ごめんねが多いね」
- Chapter▷▷3
- 「お前は知らなくていい」
- 「助けに来た」
- 「もう少し、このままでいて」
- 「あんたに出会えてあたしは」
- 「幸せになってね」
- 「俺、ずるいんだよ」
- 「ごめんね、ありがとう」
- Chapter▷▷4
- 「こんなん諦めらんねぇよ、全然」
- 「あいつは渡さねぇから」
- 「もっともっと俺に傾いちゃいなよ」
- Chapter▷▷5
- 「全部本心だから」
- 「初めて好きになったから」
- 「行ってこいよ」
- 「あたしと恋をしてくれませんか」
- Chapter▷▷6
- 「俺の隣以外、禁止」