Snow Drop~天国への手紙~(上)【実話】
それから、家に送ってもらうと、泣き疲れて眠ってしまった。


♪…ピリリリリ…

テーブルの上に放り投げられたままの、あこの携帯電話が鳴り響いていた。

新着メール 1件

あっちゃんから届いたメールだった。

【今日はマジでごめん!

あこは、俺から離れて行ったりしねぇよな?

不安です】


あっちゃんからのメールを見たのは、夜が明けてからの事だった。

あっちゃん?

あっちゃんは、この時から何かを感じ取っていたのかなぁ?

だから、あんなメールを送って来たの?

あの時から…運命の歯車は狂い始めていたのかなぁ?

あこが、もう少し早く気付いていたら…

それでも…

それでも、やっぱり、運命の神様には逆らえなかったと思う?

あっちゃん…
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