Snow Drop~天国への手紙~(上)【実話】
「あこ、ハイ!!プレゼントだよっ!…ジャーン♪」

親友のエリが、一番乗りで、あこへプレゼントをくれた。

『エリ~ありがとうっ!!』

中身は、あこが大好きなブランドの小銭入れだった。

ユキからのブランドは、ピンク色の可愛い化粧ポーチだった。

『ユキもありがとね!!大切にするからねっ♪』

ユキは、照れ臭そうに笑って、卓ちゃんの陰に隠れてしまった。

ユキってば…照れやさんなんだから!

「あこちゃん!これは、私から…」

『えっ!!!』

おばちゃんが、あこに差し出してくれた物を見て、ちょぴり驚いてしまった。

あっちゃんの家では、代々伝わっているネックレスがある。

いつもおばちゃんの首元で、光り輝いていた、あのネックレスだった。

小さなダイヤモンドがキラキラと輝いていた。

「これ…私の次はあこちゃんにあげようと思ってね?

私がここへ嫁いで来た時、アツシのおばあちゃんから頂いたのよ!」

シャラッ…

あこの小さな手のひらに、そのネックレスがそっと置かれた。

『でもっ…こんな大切なもの~』

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