月と太陽の事件簿1/月明りに照らされて
すぐに現場へと向かわなくてはいけない。
電話を切り、達郎に声をかけようとした時、乾いた音がした。
達郎が缶コーヒーをあけた音だった。
そのまま一口飲み、軽く息を吐いた達郎は、あたしの方を向いてこう言った。
「レミ、やっぱり犯人は永田恵理だ」
電話を切り、達郎に声をかけようとした時、乾いた音がした。
達郎が缶コーヒーをあけた音だった。
そのまま一口飲み、軽く息を吐いた達郎は、あたしの方を向いてこう言った。
「レミ、やっぱり犯人は永田恵理だ」