カズキ、10年愛〜不良のあなたに恋をして〜後編
「ねぇ~舞ちゃんどうしたの?久しぶりじゃん!
病気重かったの?」


私を見つけて一番に声を掛けてくれたのは、このクラスで唯一の友達エリカちゃんだった。


「もうすぐで、テストだしさ~心配してたんだよ?
なんかこの所連絡も中々とれなくてさ~何かあったの?」



「特に何もないよ?」

「そう?ならいいけど・・」



なんとなくだけど・・陽だまりのように話しかけてくるエリカにイラットしていた。


今の私にはまぶしく映る・・


「ねね~もうすぐさ。クリスマスじゃん?
一緒にプレゼント買いにいかない?」


「ごめん。パス。私彼氏と別れたのよ」


「え?なんで・・?」




なんで・・って・・なんでって・・・


こっちが聞きたいぐらいだよ・・








< 111 / 240 >

この作品をシェア

pagetop