ヤンデレ彼氏に監禁されて
「べ、別に、内側に鍵を掛けなくてもいいんじゃないんですか……。その為に、チェーンがあるんだし」


「甘いよ、彩芭。チェーンなんて、簡単に切られる。外側の鍵なんて、一分前に開けられるし、一番安全なのは、内側に鍵を掛けることだ。

――あ、窓にもやってあるから安全だよ」


「ま、窓!」


驚いているより見ろ、と窓まで行けば……種類は違うも確かに鍵があった


カーテン閉めてたから、気付かなかった


よく見れば、窓全体に透明なシートみたいのが貼られている


「それ、『割れないガラス』っていうのでね。ガラス専用の防犯フィルムなんだ。

それで、もう割られる心配もないよ」


あくまでも笑顔で、彩芭の為にやったよ、という誇らしげな顔に、この上ない脱力感が湧いてきた


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