砂漠の王と拾われ花嫁
「すぐに熱を引かせろ」
慌ててやってきた侍医にラシッドが命じる。
「ラシッド様、あの薬は副作用が強いのです もう少し様子を見ても遅くはありません」
ラシッドが侍医に命じたものはこの国に伝わる秘薬。
その液体を一口飲ませれば万病に効くと言われている。
が、どんな副作用が起こらないとも限らない薬なのだ。
記憶を失うか、それとも身体の自由が利かなくなるか、それは神のみぞ知ることだ。
「もう一度、熱の引く薬を飲ませましょう」
侍医が言うとラシッドは頷いた。
慌ててやってきた侍医にラシッドが命じる。
「ラシッド様、あの薬は副作用が強いのです もう少し様子を見ても遅くはありません」
ラシッドが侍医に命じたものはこの国に伝わる秘薬。
その液体を一口飲ませれば万病に効くと言われている。
が、どんな副作用が起こらないとも限らない薬なのだ。
記憶を失うか、それとも身体の自由が利かなくなるか、それは神のみぞ知ることだ。
「もう一度、熱の引く薬を飲ませましょう」
侍医が言うとラシッドは頷いた。