【続】ありえない結婚生活?!★リアル出産編★
あの日

初めての出産に意気込みながら病院の陣痛室にいた私。


微弱陣痛とやらで、一晩経過しても子宮口は変化なし。

陣痛促進剤を点滴した途端に激しくなる陣痛の波。


あまりにも急激に襲ってくる痛みにもう耐えられそうもない…



まだですか?
あとどれくらいですかぁ?


何度助産師さんに尋ねたことか?


今にも泣きそうな顔で言葉を話すことも苦しい状態。


だけども
聞かずにはいられなかった。


そんな私に
助産師さんは涼しい顔で


「早くて明け方かしら?赤ちゃんもがんばってますよ。お母さんも頑張りましょうね」



がび~ん!!


一瞬、白衣の天使が悪魔に見えたりもする


こんなに痛いのに
まだまだかかるの?



ひえ~
死んじゃうよ~私。

出産を終えた友達から痛いとは聞いていた

でも……


こんなに痛い思いをしなきゃならないとは?


痛がりの怖がりの私はもう絶対に産めない


麻酔から覚めた私を涼しい顔して覗きこむ蓮にちょっぴり腹立たしさを感じて、そう断言した。


そう

断言したはずだった。


だってさ
父親はこんなに簡単に可愛い赤ちゃんを抱けるんだもん。


不公平だよ。なんて思ってね?


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