実録 出会い系サイト!!『実話』

リナはその場で電話をとり、小さな声で、


｢うん。分かった…。｣


と言って電話を切った。

リナは、さっさと帰る支度をしている。


｢リナ!?｣


アタシは気になってリナに問いかけた。


すると、


｢ユウジから呼び出されちゃった…(笑)。｣


そう言って苦笑した。


そして三人で店を出ると、リナは急いで帰って行った。


………。



ﾞユウジの用事って嘘だったんだ。ちゃんと話し合って仲直りしてくれるといいｹﾄﾞ…。″



そんなｺﾄを考えながら拓人と歩き始めた。


｢亜美??｣


拓人の声で、ビクッとした。


｢ん??何!?｣


｢亜美は何も心配しなくていいからね…(笑)。｣


そう言って、拓人は優しい眼差しでアタシを見ていた。


｢……。え!?心配って??何??｣


拓人はクスッと笑って、

｢言葉の通りだよ。｣


アタシは意味が分からなかったが、それ以上聞き返すｺﾄもなかった。


その後、拓人とは変わらず逢っていたが、リナから連絡が来るｺﾄはなかった…。