元カレ教師


キーンコーンカーンコーン


一時間目の授業を知らせるチャイムが頭に来る程響き渡る。


朝学校に来てやろうとした英語の予習も、未来とのお喋りによってノートは真っ白だ。


あとは北条先生がお休みなのを願うだけなのだが…


「起立!」


そんな願いも虚しく、北条先生は教室に入ってきた。


そして、いつも通り授業が始まろうとしていた。


が、


「授業の前に、皆に聞いてほしい事がある。」


北条先生は真剣な面持ちで話し始めた。


生徒達も緊張した。


北条先生が改まって言うような事


なんだろう…


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