【実話】~17歳~浮気男を愛してる。
思い出なんか、いらない。
なんて思いながらも、頭の中は思い出だらけ。
"服を取りに行く"
と言われたのに…
あたしは大きな紙袋に、なんでもかんでも詰め込んだ。
お揃いのライター。
彼が置いていった写真。
買って貰った服。
壁にかざっておいた彼の写真。お揃いのネックレス。
彼があたしの為に契約してくれた、携帯。
兎に角なんでも、目につく"思い出"は、彼と一緒にさよなら 。
さよならの準備が終わると
ベッドに、座りこんで…
体制も変えずにアキヒロの電話を待っていた。