秘密な契約と掟破りな愛

「予定では?」


「仕事が定時に終わればって事だ」


「そう言う事ね。そう言えばパーティーはいつになるの?予定を空けておかなきゃ」


「8日後になるな。開かれるのは夜だからわざわざ空けなくていい」


「…そっか。明日時間あるならちゃんと病院行かなきゃダメよ」


「余計なお世話だ」



そう呟くと手をひらひらと振り廊下を歩いて行く男の背中を見つめて車が駐車場から出て行くのを部屋の前から見届けた。


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