愛の雫
夕方まで働いたあたしと早苗は、二人で一緒に店を後にした。


慣れない仕事はすごくハードだったけど、店長も乃依さんも優しい人だったし、仕事も本当に楽しかった。


「疲れたけど、すっごく楽しかったぁ〜!店長も乃依さんも、本当にイイ人だったよね!」


「これから楽しくなりそうだよね!」


あたしの言葉に、早苗は満面の笑みで返した。


あたしが開けたのは、きっとオアシスの扉……


新しい居場所が出来た事が嬉しかったあたしは、そんな風に思っていた――…。


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