闇の花~2人の殺し屋~


「別にいいけど皆の前では気をつけてよね。
昼の私とあなたは“生徒”と“先生”なんだから」



「わかっているよ。で、話って?」



「冷さんから連絡が来たの。緊急の仕事らしい。
今日の夜、8時にバーに集合。武器も…ね」


キュッと月乃の目が鋭くなった。



これは…ヒースの目だ。






「了解。ちゃんと行くよ。ヒースってさ…」




あっ!ヤバッ!!


また間違えて言ったっと思ってチラッとヒースの顔を見たらまた睨まれた。






「月乃ってさ、クラスに友達とかいないわけ?」



月乃の教室の横を通る度に見かけるが寝てるか本を読んでるかでいつも1人でいる。






「友達なんていらないから。それじゃ」


そう言って去って行った。


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