赤い愉楽
答え
「少し酔ったみたい…」


レストランのテラスに出た怜奈は
身体に当たる風を全身で感じていた。


眼下には見渡す限りの光の粒が広がっている。


傲慢な人間達が灯した
地上の星を怜奈はゆっくりと眺めている。


どこからか聞こえてくる船の汽笛。



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