赤い愉楽
お互いに染まる頬を眺めながら
夜は更けていく。


「奥田さん?なぞなぞ出していい?」


唐突な怜奈の問いに
少し怪訝な表情の奥田。


「主人って真面目そうな顔してるでしょ?


実際真面目なんだけど…


でもね、お茶目な所もあるのよ。
彼ね、なぞなぞが大好きなの。


しかもね、自分で作っちゃうの。


おかしいでしょ」


少し酔ったのか
上気した顔で話す怜奈を見つめて

奥田は少し不満そう。

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