濡れた体温ごと奪って-Ⅱ-


「…可愛い車だね」


「紗耶にピッタリだろ?」


「クスクス。そうかな、確かこの車はモコだよね?」


「ああ。よくわかったな」


「CMで見た事あるから。翔ちゃん、本当にありがとう」


「気にするな。よし帰るぞ」




翔ちゃんは一緒にエレベーターに乗り部屋まで送ってくれてすぐ、仕事場へ戻った。


翔ちゃん、今日は何から何まで私の為にありがとう。


本当に、ありがとう。



< 51 / 256 >

この作品をシェア

pagetop