時を超えた恋 - 新撰組と毒舌最強少女 -【完】





土「お前、大阪で俺らの名を名乗る輩が居るっつったよな。」


瑠『言いましたけど………何か?』



瑠偉がそう聞くと、唸る土方。

顎に手を当てて、考え込む。



なんでそんな姿まで様になるんだよ……ムカつくキモい、と思う瑠偉。




土方はなにやらブツブツと呟いている。


とてもすごく不気味だ。





苛ついてる少女(男装中)とブツブツ呟いている男性。


異色だ。





瑠『おい、…用がないなら出て行くんだが?』


土「いや………。用はある。」



じゃあ早く言え、と目線を送る瑠偉。


通じたのか話し出した土方。





土「お前が知ってる、ということは……。壬生浪士組の出来事で比較的大きな出来事だってことだ。
でもな、今回のことがそこまで大きいとは思えねえ。」



土方はさらに続ける。



土「だとしたら………他に何か大阪で起こるんだろう……。それは何だ?」



おそらく、
土方は大阪に居ないし、何かを変えれるわけでもないから聞いたのだろう。


それは瑠偉も理解した。





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