優しい嘘−最低な兄に恋して−【上】
やっぱり部屋に入ると女の甘い声が聞こえてくる。



よくもまあ、あんな最低男とできるもんだよね。



あたしなら100万円もらっても絶対に嫌だ。






「…いやっ…大雅……」

「フッ。何が嫌だよ?腰浮かして喜んでんじゃねぇか」





こんなセリフが聞こえてきても最近じゃなれてしまった。



もっといやらしい言葉が聞こえてくる事もあるから。



だんだんと女の声が大きくなり、終わりを迎えたんだとわかった。




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