超イケメン☆ホストクラブ
「行ったって人がいないんじゃ、それって実はただの噂だけなんじゃないの?」

「そうそう、超イケメンぞろいのホストクラブなんてさ……都市伝説とか?」

笑いながらそんなことを喋っている人たちの中で、私はこっそりとカバンの奥に手をやった。

確かな感触があって取り出すと、そこには、紛れもなく『超イケメン☆ホストクラブ』と書かれた、カードキーがあった。

誰かに見つからない内にと急いでまたカバンの中に戻して、私は考えていた。

(こんなに話題になってるのなら、一度くらいは、行ってみてもいいかな……)と――。

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