トライアングル〜私を愛したふたりの暴走族〜
それでも私は遼吾の彼女なんだし、あの男より遼吾を優先する。



それだけは心に誓って遼吾に電話をかけてる。






『はい』


「遼吾?美春だけど学校終わったよ」


『悪い。今日ダメになっちまった。また電話する』


「…うん、分かった」


『悪いな』


「ううん、いいよ。またね」






遼吾が忙しそうにしていたから私はすぐに電話をきった。






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